2019年3月7日●第1回公判

投稿者: | 2019-03-10

この日は冒頭手続き、被告人代理人の求釈明と公訴取り消し請求、被告人2人の意見陳述がなされた。

郭さんは、日本の中国侵略・戦争責任と、それを支えた靖国神社の意味などを述べ、自分は非暴力の抗議行動として、靖国神社でこの行為を行ったものであり、無罪であると主張。

嚴さんは、自身が参加している市民メディアが、中国(香港)政府による自由な言論を封殺するさまざまな動きに抗して作られた自律的なメディアであること、言論と報道の自由が国際的にも大切にされるべき価値であると述べた。この裁判の傍聴のために、香港からわざわざカトリックの枢機卿も来日した。

法廷は、記者席を除くと30席ほどの小さな法廷(警備法廷)で、多くの支援者が抽選に漏れて傍聴できなかった。一方、右翼は大量に動員をかけて、法廷に10人ほどが入りこんだ。彼らは、法廷の終了が宣告されるや否や、「一生出すな!極刑にしろ」などの声を上げた。